事務所通信 2003年11月号 Vol.16

育児休業終了後原職復帰で、助成金支給

育児休業代替要員確保等助成金

 育児休業取得者の代替要員を確保し、かつ、育児休業終了後に原職に復帰させる制度を、労働協約や就業規則(育児・介護休業法に沿った制度であることが必要)で定め、実施した事業主に支給される助成金です。

受給要件:以下のすべてに該当する事業主の方。

  • 育児休業期間と代替要員を確保した期間が、ともに3ヶ月以上あること。
  • 復帰した従業員の方を、引き続き雇用保険被保険者として、6ヶ月以上

       雇用していること。

  • 育児休業取得者は育児休業開始日まで雇用保険被保険者が、1年以上

       あること。

受給額:

  • 原職等復帰について新たに規定した場合

               1人目→50万円  2人目以降→15万円(1人につき)

  • 原職復帰について就業規則にすでに規定してある場合

               1人につき→15万円                      (かおりン)  

『社長という人生』杉山隆男/著者 新朝社/発行所 1400円+税

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 「社長」という種族(?)に共通するものとは、一体何だろう?そんな興味から読み始めました。ここには、6人の社長が登場します。どこか少年っぽさの残る笑みをのぞかせるエンジニア魂の富士重工業の竹中恭二社長。「こわさ」が最大の財産という100円ショップ「ダイソー」の大創産業の矢野博丈社長。牧師になる人だけが入学できる東京神学大学出身で、「私は奉仕者であり、サーバントなんです」と語る資生堂の池田守男社長。父が創業した会社を自ら辞めたにもかかわらず、その会社の再建に力を注ぐことになったタカラの佐藤慶太社長。山一證券の破綻に際して、最期を看とったソニー銀行の石井茂社長。「夢に日付を入れる」を合言葉に、全力で走りつづけるワタミフードサービスの渡邉美樹社長。感動して、鳥肌が立ちました。痛いほど胸に迫るものがあります。体の中に、力強さが沸きあがってくる感じです。月並みですが、どなたからも、堅固な意志と熱情とひたむきな誠実さ、それから純粋さと優しさを感じました。読み応えあり!です。                                 (うさっ娘)

うちの所長物語

我も人の子

 うちの所長には苦手なものが2つあって、そのうちの1つは、以前、お話いたしました。残る1つは、ナント「蜘蛛」なんです。初めて聞いた時、エッ??という感じで、とても意外でした。おかしな言い方ですが、「似合わない」と思いました。うちの所長は、午前2時に暗~い神社の中を歩くのも平気。蝿は素手で捕まえる。震度3の地震でも平然と仕事を続けています。(これって、皆さんも平気なのかな?)だから、うちの所長には怖いものは無いと思っていました。でも、そうじゃなかった。実は、所長が小学生の頃、畑に出ていたお母さんが、素手で蜘蛛を握りつぶした(かなり、豪快なお母様ですね。)その晩、蜘蛛の毒のせいでしょうか、手が腫れて、寝床でウンウン唸っていたそうです。お母さんが大変だ!正一少年の小さな胸が張り裂けそうだったことは想像に難くありません。その時のお母さんの姿が思い出されるので、蜘蛛は嫌いなんだそうです。非常にクールに見えるうちの所長ですが、やはり人の子だったんですね。ホッとしました。                                           (うさこ)

年末調整のご準備を!

 税務署から年末調整の書類がお手元に届いていらっしゃることと思います。年末調整事務が始まるまで「保険料控除証明」を従業員の方から預かり、大切に保管しておきます。

特に、本年中途入社の方や扶養親族に異動(結婚・出生・死亡等)があった方の「扶養控除等(異動)申告書」が提出されているか注意して下さい。

なお、配偶者特別控除上乗せ分の廃止は来年度からとなっております。 (編酋長)

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