事務所通信 2003年9月号 Vol.14

独立創業を支援する助成金

受給資格者創業支援助成金

 先日、「知り合いが会社をやめて、新しく事業を興すことになったけど、使える助成金はないか?」というご相談を頂きました。先月号でご紹介した「中小企業基盤人材確保助成金」は人件費を補助する助成金ですが、今回ご紹介する「受給資格者創業支援奨励金」は創業費用の一部を補助する助成金です。

要点としては、

①雇用保険に5年以上加入されていた方が

②会社を辞めて職安で失業給付の受給手続きをして

③失業給付を全額受給し終わる前に、助成金受給のための計画書を提出して

事業の設立準備(個人・法人問わず)を開始し、

④「③」から1年以内に従業員(雇用保険一般被保険者)を雇い入れた場合、

創業後3ヶ月以内に支出した経費(事業所の家賃や、設備・備品等)の1/3を、200万円を上限として助成するものです。

 注意点は、「失業給付の受給中に計画書を提出してから法人設立準備等」を行うという「時期」です。登記をしてからでは間に合わないのでご注意下さい。

                                           (狭山っ茶熊)

『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン/著者 坂本貢一/訳者 サンマーク出版/発行所 1200円+税

新着図書案内

 みなさんはもうお読みになりましたか?聖書に次いで一世紀以上ものあいだ読まれ続けているベストセラーの自己啓発書だということです。とにかくシンプルな哲学です。読んで、売れ続けてきた理由がわかりました。この訳者は、アメリカ人の老婦人から「何かあって落ち込んだりしたときに読んでごらんなさい。人生なんて、とても単純なものなのよね」という言葉と共にプレゼントされたのが、この本との出会いだったそうです。確かにそのご婦人の気持ちが理解できます。とても静かで穏やかな語り口ですが、抵抗や反論し難いパワーを感じました。『この小冊子は、私の瞑想と体験のなかから生まれたものです。・・・私がこの本を通じて行っていることは・・・「自分こそが自分の人生の創り手である」という真実に気づくのをうながすことにあります。』さすがに、「体験」から出てきた言葉には重みと説得力があります。                   (うさっ娘)

うちの所長物語

ヤングレディを知っていますか?

 うちの所長は変わった経歴の持ち主です。(いろんなことをしていますヨ!)数々の職業を経験していることは、今の仕事に少なからず役立っていると思いますが、外見からは、一体どんな人なのか、ちょっと判り難いところがあるのは、このことが影響しているのかもしれません。まず、学割がつかえた期間が若干、いいえ、かなり長いです。(きっと、勉強熱心だったのでしょう???)高校卒業後、上京して、住込みで新聞配達をしながら予備校に通い始めたのが、職業人生のスタートです。当時は、三畳一間だったそうです。(何だか、応援したくなりますね。)しかし、聞いて一番ビックリするのは、いわゆる「黒服」の経験があるということです。(キャ~!!)学生時代に、宮益坂の「ヤングレディ」というホステスさんが300人もいたグランドキャバレー(ご存知の方は、いらっしゃいますか?)で、アルバイトをしていたそうです。ところが、本人は、出勤するまで、そこを喫茶店だと思っていたというのですから、二度ビックリです。世間知らずだったのですね。                                    (うさこ)

編集後記

 気がつくと、この事務所通信もいつの間にか創刊してから1年をすぎました。大好評の「うちの所長物語」をはじめ、助成金情報や図書案内、いかがだったでしょうか?よろしかったらお知り合いの会社をご紹介下さい。お届けさせて頂きます。

                  (原人)

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